アパレルショップ店員の罠

ショップ店員さんは一生懸命お仕事をされていますが、あなたにお似合いのコーディネートをしてくれるわけではありません。「お似合いですよ」なんて心にもないことを言われるとついつい、なんてことになりがちですがそれは大抵本心ではありません。

ショップ店員は販売員であって、コーディネーターやスタイリストではないことがほとんどです。「今日の売り上げ」を意識して接客しているため、「より多くのお客に、より高いもの」と売上げ重視なの、仕事だから仕方がないのですが、それをあなた自身の知識や経験があれば、選別ができるようになるのです。

私は、自分のお店だったらその方に似合わないものは間違ってもおすすめしません。いくらその方が欲しそうにしていても

「似合わないからダメです!」
「フィットしないから売りません!」

とはっきり伝えます。
私が販売したものがタンスの肥やしになるのは気分のいいものではないですし、服が可哀想なんですよね。そして、その方が「ダサい」などとディスられては私のスタイリストとしてのプライドに傷がついてしまいます。

よくあるショップ店員とのやりとり1

店員:「ご試着されてみますか?」
お客:「でも、ちょっと小さいんじゃないかしら?」
店員:「何回か着ると伸びるので大丈夫ですよ!」
お客:「このあたりがキツイんだけど・・・」
店員:「じゃ、上のサイズをお持ちします。少々お待ち下さい。」

これはやめた方がいいとは決して口にしません。

よくあるショップ店員とのやりとり2

店員:「ご試着されてみますか?」
お客:「でも、ちょっと大きいんじゃないかしら?」
店員:「何回か洗濯するとちょうどよくなるので大丈夫ですよ!」
お客:「でも、太って見えないかしら?」
店員:「そんなことないですよ〜。少しゆったり目の方が楽ですよ」

「これはダブついて太って見えるから、やめたほうがいい」なんて言いません。

いかがでしょうか?あなたにも経験あるのではないでしょうか?もちろんセンス抜群の店員さんもいらっしゃるとは思いますが、極めて少数です。店員さんにとってはキツめの言い方かもしれませんが、服をおすすめする以上、目の前の人が「幸せ」になるようなイメージをして、プロとして活躍していただきたいと思うのです。

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