なるべく年齢を感じさせたくない私たち50代女性のメッセージを辛辣に受け止めて、アパレルメーカーは洋服供給していただきたいものです。メーカー側の考える年相応と、私たち一般人が考える年相応とは隔たりがあります。「おばさん的」なものが好きでもないのに、年相応だと押し付けられると、間違いなく老けます。今回はそんなショッピングのジレンマから抜け出してショッピングの達人になるために気をつけることをご紹介しますね。
洋服の選び方
「何を着ようか?」と考える前に、そのイメージのものを持っていなければ「何を買おうか?」を考えなければならないですよね。当たり前なのですが、ここで”素材選び”や”色選び”にあなたらしさが欠けると、どれもしっくり来ないので、手当たり次第にショッピングをすることになり、クローゼットに渋滞を引き起こします。この間違いが「なぜ起こる」のかを考えてみたいと思います。
街に溢れるオバさんコーデの罠
デパートや百貨店の女性向けアパレルフロアを歩いていて、いつも思うことなのですが、「中年婦人服」というと、「なんでこうオバさんくさいの?」って(笑)感じることが多いです。看板を「ミセス・ファッション」と横文字にしたところで中身は同じです。(あくまでも主観ですのでご了承ください。)
1つ1つの洋服を見ると悪くないものもたくさんあります。というより、良い洋服もあるものです。ですが、マネキンにコーディネートされたものを見てがっかりするのです。50代を意識したコーディネートは“オバさんらしく”がモットーなのでしょうか?と聞きたくなってしまうのは私だけでしょうか?(笑)
参考にならない可哀想なマネキン
とはいえ、着こなし次第では若々しく見えるものもありますが、この“オバさん”スタイルを若々しく見せるのはかなり難易度が高いです。店員さんなのかアドバイザーなのかスタイリストなのかはわかりませんが、わざわざ“オバさんらしく”というようなカテゴリーを作っているようにも思えますが、これは50代女性がみるような雑誌も同じ感覚です。これら身近にあるものをお手本にしてしまうと、全く納得できるようなスタイルにはなりません。あなたが納得できないので、結果、バーゲンなどで衝動的に余計な服を買ってしまう羽目になってしまいます。そして、クローゼットが大混雑してしまうのです。
50代になると「中年婦人服」でしか買えないなんて暗黙のルールが作られているような気がしないでもないですが、そのようなルールは無視してしまいましょう。どこで何を買おうがあなたの自由です。若い世代向けの売り場が50代女性にとって侵入禁止エリアではありません。
でも、さすがに全身“若い世代向け”なんてコーディネートはNGですが、シック系の洋服であれば、ワンポイントだけ若い世代向けのものでも全然ありです。なので、私も若い世代向けのショップは立ち寄ることもあります。自分の好みでフィットするものであればチョイスしたって構わないのです。
さすがにモロ若い子テイストのアウターなどは気が引けますし、勘違いだと思われます。全身“若い子テイスト”でまとめてしまう方もいますが、これだと「娘に借りてきたの?」なんて思われてしまい、残念なことにな理かねません。
1 / 3
コメント