体型によってファッションの悩みは様々。ファッション雑誌やインターネット上にも参考になるような素敵なスタイルは数多くあるものの、それらがあなたの体型に当てはめて考えてもどうもしっくりこない…。
特に５０代ぽっちゃりとなると、ファッション誌のモデルはほとんどが若くスマートだったりするので考えるのが面倒になってしまうのがオシャレから離脱する要因の一つなのかもしれません。今回は”ぽっちゃり体型”の悩ましい下半身をどうしてカバーするのか、どうしたら少しでも着痩せして見えるのかについてお話ししたいと思います。
目の錯覚を利用する
ぽっちゃり体型隠しにと、単純に大きめのサイズを選ぶとほとんどが逆効果なのはいくつかの記事でも触れてきましたが、目の錯覚を利用するテクをちょっと違うアプローチで掘り下げてみたいと思います。
ぽっちゃりな人の残念な勘違い
「大きめサイズの服は、楽なんですよね〜」▶︎「うんうん。わかります。」
大きいサイズは”服”と”体”の間に余計な空間ができることで、服がだぶつきやすく、全体の印象としては余計に大きく見えてしまうのですが、それを自分で鏡を見ると、自分の体が細くなったように勘違いしている方も多いんです。
この図をみるとわかりやすいですね。丸の囲いが洋服、中の横線はあなたの体と例えてみます。この中の線は同じ長さなんです。
全体は大きく見えるのに、中の横線は小さく見えると思います。これが自分で鏡をみたときの印象です。全体の印象は大きくなってるのに、自分のことなので、自分の見えるところとか、中の体のサイズも意識してしまって小さく見える体にしか目線がいかない。なので、体が細く見えていると勘違いしてしまのですね。
これが、ぽっちゃり体型の方が、大きめサイズを選んでしまう”もうひとつの理由”だと思われます。でも、かといって体型ギリギリのスリム系だと、ピチピチでパンツが張り裂けんばかりの状態になるのも困りますし、こっちを隠そうとするとあっちが目立つなんてことになりそうなので、難しいのです。
ぽっちゃりさんが気になる下半身
人によって部分的な肉付き具合が違うため、単純にマニュアル化しづらいこともあり、体型ごとのアドバイスのパターン化は難しいんです。アドバイスを参照してその通りにしても、あなたに当てはまらないことが多いということがあなたの悩みが解決しない理由の一つだと思います。
下半身は上からウェスト・ヒップ・太もも・ふくらはぎと気になるポイントが４つありますよね。ここで注意すべきは、全部を隠そうとするとダボつき服をチョイスして、逆に目立ってしまいかねないということ。そして、全部隠しは「頭隠して尻隠さず状態」で、「私ぽっちゃりだから全部隠してるの！」と無言のメッセージを送ってしまうことになる可能性もあります。ここは、一番気になるところに目線を集中させないような技を使うのがオススメです。
ぽっちゃりのボトムス指南
例えば、よくある指南術〜ボトムスを暗色系で引き締めて、トップスを軽めの色でまとめるというシンプルな基本配色で、ウェスト・ヒップ周りが少しゆったり目のものでも「足首」に目線がいくように裾がシャープに絞られたパンツ、またはロールアップを施す。
うんうん、なんか細く見える感じしますね。
でも、ここに罠があります。「気になるところを目立たなくしたい」という希望を叶えるには、これが必ずしも当てはまるわけではありません。なにせ、ぽっちゃりなもので・・・。
これがスリムな方で
昔、体育会系だったことなどの理由で「太ももやふくらはぎ」に余計な筋肉がついてしまっていてそこが気になる。という場合は細見せ効果が期待できます。
でも、ウェスト・ヒップ周りがゆったり目のものは股下のラインが短くなってしまうため、足が短いと全体が縮んで見えてしまいます。つまり、全体の印象は逆に太って見えてしまうという矛盾が生じてしまうわけです。
これが、一般的なアドバイスがあなたに当てはまらないことが多い理由です。
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